第十節 実技(作品作り)

紙縒りなどで物を作る場合に平面的なものと立体的なもの、またその混合したものなどがあります。思い思いのものを形に表すことが大切です。個性のあるものをこしらえてください。
〜一本撚りで作る〜
壁掛け 紙縒りを作るには、材料であるティッシュペーパーを鋏で適当な長さに切る必要があります。時間の空いたときなどに、あらかじめ紙縒りを作りためておくと便利です。

さて、自分の思い思いのものを作るには、紙にデザインして、下書きを当てながら、その寸法に合わせて作品を作るのが便利です。 紙縒りそのものの性質を使って曲げたり、折ったり、枝分けしたり、重ねたり、また時にはカットしたりして組み合わせて作っていきます。
いろいろな形がある場合は、コルク板台の上にデザインした用紙を置き、ビニールで覆うようにして(こうすることで接着剤がつきにくい)、その上にピンなどをたてて、そこから折ったり曲げたりします。 形が整った時点でラッカースプレーなどでスプレーすると固定できます。
〜一本撚りで作る〜
ここでは簡単にできる「犬」を例にあげましょう。
【材料】ペーパーティッシュ、またはペーパーナフキン 【用具】鋏やカッターナイフ(ティッシュを切るもの)
【準備】ペーパーティッシュの全長で使用します。縦200ミリ×横210ミリで下記のイ・ロ・ハが取れます。
1つ折り(大)2×2 4本の紙縒り(1セット)
2つ重ね折り(中)4×2 8本の紙縒り(1セット)
3つ重ね折り(小)8×2 16本の紙縒り(1セット)
どれか紙縒りを一本取り出して、1本撚りを作り、その中心から2つ折りにして、その折ったところから観世撚りを作ります。撚りが戻らないようにしっかりと堅く撚ります。
撚り始めたところが頭の部分、撚り終えたところが尾の部分になります。特に尾の部分は両端の紙縒りが離れないように、また先端が細くなるように巻き込みます。もし離れるようでしたら、糊や透明な接着剤で付着します。
さあ、準備ができたところで、線を立体的に構成する「犬」を作ってみましょう!
1.犬の頭から尾までの寸法を考えて、観世撚りで適当な長さに作り、バランスを見ながら頭と両耳を作ります。
2.耳の長さを両方から引っ張るようにして、取り分けて撚り戻します。このとき、耳が立つように角度をそろえます。耳の格好は思い思いの好きな形にしましょう。
3.首の長さを考えて、寸法を決め、首が立つように方向を取り、折込み、全体のバランスも必要ですので、重心が取れるようにうまくコントロールします。
4.前足の長さを両方から引っ張るようにして取り、より戻します。前足の格好も長短にします。胴体の長さも適当に取ります。
5.胴体の長さも適当に取ります。
6.後足も前足と同じように引っ張るようにして取り、後足の格好に整えます。前足と高さを揃えないとバランスを失い倒れることがあります。
7.尾の格好も整えます。
8.全体をうまく整え、紙縒りが緩んでいるところは締めなおし、スッキリ立たせて完成です。