第十一節 犬と戯れる

 さて、基本的なこよりの造り方から簡単な作品の造り方までお話させていただきました。後は今までのことを応用していただければよろしいので、余暇の時間を利用してこよりを撚って保管しておき、自由な発想のもとにお造りになれば楽しいものが出来上がります。
何も無かった時代を考えてみますと、この紙縒りから色んなものが生まれてきたわけですから、どうか紙ティッシュや紙ナフキンを使って、手や指の運動、ひいては頭の活性、健康にも繋がります。

 色和紙は画材屋等で販売しております。出来上がったものは燃えない限りは装飾品として少し色褪せても紙である以上長持ちします。お友達同士で集まっておしゃべりをしながら造った作品は、捨てがたい一品として後世に残るものとなること請け合いです。
『伝統芸能こよりの世界〜伝統工芸への招待』
井上宗匠 著
制作/(株)東京読売サービス
平成9年12月18日発行